Mudskipper glossary for dummies
生物の死骸、排出物、分解物などが堆積した泥。 易分解性・難分解性、のものに大きく分けられる。 一般的な、植物デトリタス食生物にとって、 易分解性デトリタス(labaile detritus)は、オリゴペプチドを主とする。海藻由来、植物プランクトン由来。 対して難分解性デトリタス(refactory detritus)は、海草由来となる。 富岡湾干潟の表層砂のオリゴペプチド含量は砂1g乾燥重量あたり0.4−0.5mgとのこと。 †
POMやSOMのように分解途中の生物遺体や鉱物粒子とそこに付随する微生物群衆が混じり合ったものをデトリタスと呼ぶ。 干潟や沿岸域に生息するベントスの多くはデトリタス植者で、活発に水を濾過したり堆積物を食べることで生態系中での有機物の移動や分解に寄与している(Pearson 2001)
深い巣を作るものは、基質表層にあるデトリタスを、巣穴の奥に引き込んで食べるものがある。体の上下運動や、漏斗上の巣などを用いる。
トビハゼなどが巣穴を掘る、もしくは、干潟中のデトリタスや微生物を食べるために、大量の泥を巣穴から持ち出すことで、 巣穴の灌水作用が起こり、酸化層の拡大と還元層の消失(窒素まわりの還元微生物群など) こういった改変作用を協力に起こすものを2000年代初頭、生態系エンジニア ecosystem engineerと言う向きもあった。 †
2025年2月、新華社からムツゴロウのbioturbationの環境への寄与についての記事が出ている。
2025 Feb 新華社 ムツゴロウのbioturbationの環境への寄与記事
日本語訳はありがたいが、明らかにトビハゼとムツゴロウを取り違えている。
(estimates of divergence times in the echinoidea) Time scale of eutherian evolution
シーラカンスなどが含まれる、我々陸上脊椎動物の祖先。 我らがトビハゼ様の祖先である条鰭類(じょうきるい)との分岐年代は約4億年前とのこと。 シーラカンスなど肉鰭類は、胸ヒレに背骨と連結したでかい骨がある。つまり肩のような骨がある。 対して条鰭類は、細いいくつかの骨がある。これが肉鰭類と条鰭類の大きな違い。 しかし、我らがトビハゼ様が、そんな肩の骨なんかなくても陸地を歩けてしまうということを証明してしまったのである。 思いっきりジャンプするときは、背骨のとおった尾鰭でジャンプしてしまえばいいという大胆な発想。 そう考えるとトビハゼは面白いですね。
ちなみに現代のシーラカンスは、鰭だけを使って泳ぎ体軸をくねらせて泳がないので、みていてとても不思議である。 第二背鰭、第二尻びれが、同時に同じ向きに曲がる。しかも、条鰭類と異なり、鰭に手首のような関節があるのでとても鰭が自由に動く。 まるでジュリアナ東京のように扇子をひねるように泳いでいる。ひれはゆったりとひねっている。 8匹くらい集まっている巣穴が見つかったようで、一匹狼ではなく、ある程度社会性を持って行動しているのでは、との想像もあるらしい。
我らがトビハゼ様が含まれる。条鰭類(じょうきるい)亜綱や上綱として扱われることが多い模様です。 サメなどの軟骨魚類や肺魚、円口類をのぞけば、魚類3万種のうち95%、ほとんどの魚がこの条鰭亜綱に含まれる。 トビハゼ様は、その中でも最新の Acanthomorpha Acanthopterygii
Berycimorphaceae
Beryciformes (alfonsinos; whalefishes) Trachichthyiformes (pinecone fishes; slimeheads)
Percomorpha K-T境界後、6,600万年後から爆発的に種類を増やした
未知の種類や分類方法の差異もあるので、この種数の割合にどんだけの意味があるかという問題はあるのですが
条鰭類 合計 27,977種類 うち 海水魚 16,025種類 (57.3%) うち 淡水魚 11,952種類 (42.7%)
うち骨鰾類 7,943種類 コイ3k、カラシン1.6k、ナマズ2.8k、デンキウナギ134種類
Phenotypic plasticity
遺伝子は同じ(種は同じ)だが、見た目(形態)が大きく異なるもの。生理などは含まない。
生物個体がその表現型を環境条件に応じて変化させる能力のこと。環境条件により、表現型の発現制御の機構を通じて表現型が全く現れなかったり、現れてもその強度が変化したりする。
昨今の研究だと、北大、水産科学研究員 秋田先生が論文にて、オニ、リシリ、ホソメ、マコンブは遺伝的に区別できない~マコンブとオニコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブの分類学的な統合を提案~ としていたのが記憶に新しいです。
これにより海洋大のマリンサイエンスミュージアムでも謎とされていた昆布が種レベルで違うのか、それとも表現型なのか、という論争に一通りの決着がつきました。
プレートテクニクス、ではないらしい。テクニクス(オーディオ)のプレートだと、DJできそうですよね。
適温回遊・索餌回遊・散乱回遊・季節回遊・両側回遊
日本語だと「xxの巣」という表現に集約されるが、英語だと表現が非常に多様。 日本語の「巣」はねぐら、すみか、溜まり場、といったその場所の目的に主眼をおいた単語だが、 英語の「巣」は機能という側面だけでなく、どう構造を持っているか(土の中であるとか樹上であるかとか)といった 属性が付加される単語が多いため非常に多様となる。 属性を持たない日本語の「xxの巣」は、nest であり、nest in mudflat underground、といった補語を用いた形式で補足する事ができる。
【場所属性が入る物】
⭐️地下系統 Burrow : うさぎやもぐら、たぬきなどが掘る地中深い穴。トビハゼの巣穴も。チンアナゴみたいに浅く掘ったやつもBurrow。 Cave : 魚が石の下や穴で休んでいるイメージ、もしくは、地上動物群の住んでいる横穴など。 Sett : アナグマとかが作る、すっごい長いトンネルの巣。出口もいっぱいある
⭐️穴系統 Den : 熊やキツネ、小動物が休む巣穴。掘らない。 人間だと「隠れ家・書斎」みたいに例えることもある。 Lair : ライオンや虎など大型の猛獣がいる巣。Dragon’s Lairなど 人間だと「危険な場所、悪人の味アジト」みたいな意味 Hive : まあ木に作るハチ専用の巣。 地中のハチはHiveじゃないと思う。 Lodge : ビーバーの水系システムも含めたごつい居場所。 No Nest : 皇帝ペンギンみたいに、卵を足の上に置いて育てるとかになると、nestっていう表現にならない。 Drey : 木の上の方につくった穴の巣。リス専用に使う。キツツキもこういう巣を作るが、キツツキの巣はDreyとは言わず・・・ Tree Cavity : キツツキなどが作る木の穴の巣。キツネとか、木の下の方にできる空洞・うろを利用している場合は、Denと表現されることが多い。場所を明確にするなら、Tree Cavity、Woodpecker Cavityという言い方の方が良い。 Eyrie : 鷲、隼、鷹、など猛禽類の巣。大きく分けるなら狭義Nest。 Holt : カワウソの巣。水辺に、木の枝や草などでカモフラージュした穴。大きく分けるならBurrowの1種。 Web : 蜘蛛の巣っていうけど、我々は寝床のイメージというよりは、あの構造物を「巣」って呼びますよね。 Roost : 構造物は作成しないが、鳥がねぐらとして集まる木。ムクドリなどが夜に大量に集まる木など。人工物の止まり木でなくても使える。
【機能カット】 Nest : 広義にはねぐら全般。狭義には、木の上や崖に、木の枝で作られた鳥の巣か、ペンギンみたいな地面に小石で作ったのもNest。 Shelter : 安全に過ごしやすい場所の意味。魚が石や珊瑚など囲まれた空間で休む場所とか、暗所、 もしくは大型動物が入って来にくい狭所など。魚が珊瑚やイソギンと共生している場所もこのイメージ
未分類 : あの魚が作る不思議なサークル
【学術的な表現】
Burrow、Denなどを用いた巣の場所表現も一般的だが、目的と構造をより平易に明文化する英語表現として
nests on tree, nest in ground
という表現をよく見かける。
【トビハゼ向け】
mudskipper’s burrow mudskipper’s nest は使用できる。
† 天草の渚(浅海性ベントスの生態学)§1砂質干潟のベントス群集 玉木昭夫 ハルマンスナモグリを中心に、三十年にわたる個体数の増減など、生物間のバランスなどを研究したもの。 一旦は絶滅したかと思われる群が、捕食者のさらに上位の捕食圧などにより減ると、数十年経って数を増やす例などが紹介されている。
@2355toby